映画「きみに読む物語」
若き男女が恋に落ちる。 夏の恋は加速の一方だ。
人目をはばからずイチャついたり、 ケンカからの仲直りキッスに励んだりとパッション&リビドーが全開。
しかし立ちはだかる身分の差。 過保護の両親。
身分違いラブストーリーあるある言いたい
「マウンティング食事会への招待」 (タイタニックでも観測できるシーン) (必ず給料をdisられる)
それでも反対されるほど燃え上がるのが若き恋。 いよいよ我慢ならない、
廃屋しけこみ、いざセックス。 (語呂がいいので音読にオススメの一文)
てかまだエッチしてなかったんかい!!!!さんざん車の中で切羽詰まりキスとか街中でハアハアキッスしてたのに!!!
お嬢様だから身持ちが固かったということか。
各々脱衣し、向かい合う。 二人、直立不動。 なんらかの試合の風情。
(緊張と感慨の行為)
ここに友達の男が乱入!!!!(国境を越えて濱田岳似の男)
「女!!!親からめちゃ探されてるぞ」 (お嬢様はすぐ警察が動員される。カホコでも観測された現象)
女、慌てて帰宅。 深夜2時だったらしい。 そりゃ怒られるわ。
別れ けっこうヒステリック。 あれくらいブチまけられたら気持ちいいだろうね。
創作とわかっていても失恋は見ているだけで胸がねじれるほど痛む。
女、都会へ引っ越す。
第2の恋。 大学デビューである。
男、筆まめになる。 毎日女に手紙を書く。 頻度はさながら平安時代。
女、結婚が決まる。 両親も大賛成。
男、都会に買い物へ。
女がいる!!!
尾行
すなわち、失恋。
男、改築の鬼となる。
初エッチした廃屋をめちゃくちゃ改築する。
「家を完成させれば女は戻ってくるはず」
来る日も来る日も男は改築に励む。
「それを趣味だと言うものもいたが、あるいは狂ったと言う者もいた。」
※まぎれもなく狂っている。 失恋の痛手を改築に向けるという物理的療治。文字通り建設的。
女の葛藤が良い。
我慢ならずに互いを貪りあい、一日中セックスしているシーンが切実で見応えあった。
反動ってすごいわ。
不用意に数回泣いた。
グレイトギャツビーもそうだが、 長年想いを募らせた男が 「家を建てれば女の心を手に入れられる」と盲信する現象は何なんだ
即物的過ぎだろ。
なんはともあれ、 惚れちゃう瞬間 イチャつくテンション 意味あるセックスシーン かわいいヒロイン 改築の鬼
これらの描写にとても好感が持てた映画。
今改めてライアンゴズリング主演ララランドを見返したくなりました。