さすがにアヒージョ

最愛の人が何人もいるタイプ

お腹が弱い


なんだか寂しいと思うが、どうもせずにいる。

日曜恒例の電話を今から始めれば解消するだろう。しかし、やらない。隣の部屋で大河ドラマを見ている母に甘やかな声を聞かれるのは恥ずかしいからだ。そして今から電話をしたら9時からの開票番組は丸々パスすることになるからだ。でもまぁ、そこはいいか。

寂しいというか、漠然とした不安。漠然というか、れっきとした不安。日曜が終わることを体が察知して、お腹がギュルギル鳴いてる。本はもう読み終わってしまい、YouTubeに見たいものはない。BTSも十分もう見たので今日分の提供は終了しております、と。

お腹が下ると、そうだ一番きつい体調不良は腹痛だったと思い出す。食べることが好きなのに何を食べても食後に下る。こんなに悲しいことはない。家族は順調に日本酒を酌み交わし、私は緑茶をすする。鳴き止んだ後のお腹に吹き抜ける風、荒涼とした腹の中が不穏にさざめく。