さすがにアヒージョ

最愛の人が何人もいるタイプ

半熟卵の瞬間


彼らはとても強い光を放ってるから、

なるべく虹色の反射を返したい。

プリズムになって、投げてくれた光すべてこぼさずに煌きにする。


テーブルいっぱいの凝った料理でもてなしたいけど、

結局フォークを刺した瞬間広がる半熟卵にどよめきたい。


朝一番みたいな素直な心で一緒に喜ぼう。


止めそびれのシャワーの音で

観光地のわかりづらいありがたみの滝を思う

虫がうっすら飛んで、スニーカーは少し汚れた。


いちごジュースでドレッシングの風味が来るのはどういうこと


かけたてのカバーに包まれた枕は元気に立ち上がる

起きるまでわからない、今日が当たりなのかそうでないのか。


大好きだと思うだけで言葉は続かない

腕を上げてただ揺らす