日記
もう一回くらい来てくれればよかったのに。三年間で4回だった、私が遠距離の恋人のところに行ったのは。来れば?という願いに私は応えなくて、数回のはぐらかしは決定的な拒否に変換された。行ってあげればよかったな、と思うけど今になって思うのは本当に無…
ウィンパケでグクがずっと歯磨きしてたことが妙に印象に残ってて、このところ私の歯磨きの時間が伸びてる。BTSを聴いてる時に私の内部は騒めくことにすっかり慣れているのか、即座に感情部門が活動し始める。あの感覚はこれに似てる、この現象はあれに近い風…
彼らはとても強い光を放ってるから、なるべく虹色の反射を返したい。プリズムになって、投げてくれた光すべてこぼさずに煌きにする。テーブルいっぱいの凝った料理でもてなしたいけど、結局フォークを刺した瞬間広がる半熟卵にどよめきたい。朝一番みたいな…
来るもの拒まずな韓国のアイドルたちは惜しみなく色んなものをくれる。先週は相次いでバンタンの写真集が届いて、もちろんそれは自分が買ったものだけどプレゼントに思えた。忘れた頃にやってくる大きな荷物は常にプレゼントだ。「発送完了」を好きな言葉に…
シャワーで髪を濡らしてると立ち上がる今日食べたものの匂い。これが生活の正体だ。いつ食べたどれかはわかんないけど、とにかく料理の匂い。所帯じみた上にいい香りをのせるのは今日は違う気がして、あえてメディカルなシャンプー。濡れた髪は頭にぶら下が…
沼何個あんの?もしかしてここは沼ではなくスパリゾート?ユネッサン?通りで何個も何個もはぁいいお湯気持ちいい出たくないこの風呂になるわけですね。今週は「君の名前を教えて」ウィークだった。日プとトゥバ。名前を知る、見るたび心の中で呼びかけるよ…
あなたの歌声越しに見る景色はうつくしい。ドラッグストアやコンビニの看板が放つ蛍光色ですら、夕方の空と生み出すコントラストを綺麗に思える。BTS聴きながらの散歩は、近所ながらワンダー。やけに早足なのはSo whatを聴いてるから。次はDNAにして拍車をか…
星野源の初期のアルバムを聴くと、これは祖母宅のバランス窯お風呂。気が弱くてすぐにお腹を壊す。バイトに行きたくないと駄々をこね、畳に転がる。百円ショップで買った味噌汁茶碗はきれいに洗い切れてなくて、味噌の名残がこびりついてる。星野源のそんな…
見事 玉砕。鬼滅の刃 GUコラボの服、買えなかった。静かに、しかし確実にうきうきしながらGUへ。「整理券次は20時15分です」今18時前なんですが…厳しい!服の前にゴールテープあるの初めて見た。否、keep outのロープ。服にも整理券ってあるんだ。しかも高価…
レインボーというコンビの「家にまで来たのにその気がない女に説教する男」コントを見た。コントそのものの感想と、ふと見たコメント欄ですごく価値観が揺るがされたことの記録。この動揺について、私はよく考えねばならない。コントの内容はタイトルそのま…
今週を振り返ると、鬼滅と出会い熱狂した一週間だった。11/7(土)昼:鬼滅コミックスを1〜3巻を読む 夜:Netflixで鬼滅を見始める11/10(火)アニメを全話見終わる11/12(木)アニメ二周目見終わる11/14(土)劇場版を見た夢中になり、興奮の一週間だった。炭治郎が…
その人と一緒の時、私はとにかく歩く運命にあった。今日は体調がいまいちだから洒落た服にパンプスだから優雅にしてたいから歩かないよと決意しても気づけば、私は長いこと歩く一日を過ごすのだった。昨日は気分・体調ともに「遠出はしないからね」と釘を刺…
独身寮から出て行く車。窓から身を乗り出して、一生懸命手を振る小さな子。すごくにこにこして、精一杯バイバイをしている。赤ちゃん と思ったけど、相手に確固たる愛着を見せている様子から見て、もう少し大きい年齢なのかも。ものすごくかわいくて、胸が切…
今日の敢闘賞今日の敢闘賞は、「ビール晩酌後、ごはんを食べるかどうか悩みつつ、喉の渇きの方が強いことに気付いて、ご飯はやめてメロンアイスバーを食べることにした私」です。お酒後のご飯、空腹起因より気持ちのせいが大きい。本当はもうそんなに余力は…
ジャニーズより西武の選手見てる時間の方が長い。 見慣れるって不思議。親近感が沸く段階を越えて、風景の一部へ。 造形への新鮮な感動はなくなる。 部屋に貼ってあるポスターも馴染み切って、かっこよさはもう感じない。 ウインクしているケンティーはかわ…
電車に対してすら「私を揺さぶるな」とキレている。 帰りは荷物の重さに疲労を最終仕上げされ、周囲のもの全てに敵意が沸く。 聴きたい曲はダウンロードしてないから我慢。 一瞬ずつ小さなことにも没頭して明日への懸念を薄める。 CDの予約に苦戦したけど、…
坂道。小さな男の子が雑誌を大事そうに抱きしめ下ってくる。 生真面目に一歩ずつ。坂にほどこされた無数の穴が彼を挑戦させる。 藤井風の非凡な才能は悪魔じみていると思う。 持てあます才能を奔放に発散する様が。 一方で歌詞や歌唱に現れる慈しみは天使じ…
あんた誰? こいつ何? まず強く思ったのはそれ。 長く好きだった人への思いが解けて、 不意に全く知らない人に見える。 そんな声だった?こんな他人だった? その嘘くさい色付きサングラスなに?なんでまた綺麗っぽいこと言ってるの? 反発心のかた結びはも…
台風だしジャニーズの皆も今日は休みになっていますように。 撮影とかさすがに休みだよね、とおまけのように願っていた。 癖で特に目的もなくツイッターを開く。 「みんなが推してるアイドル、今日はセックス三昧だと思うよ」 目に飛び込んできたツイート。 …
無性に甘いものが食べたくて、そうだ ケーキだと思う。 毎日通るケーキ屋はいつもすごく並んでいる。 それほどでもないこと知っているから、うっすら鼻白んだ気持ちになって通り過ぎる。 ひとつ1000円もするケーキたちに圧倒される。 家族分買ったら40…
なんとなくさみしい。彼氏に連絡してみるか、友達に話しかけてみるか簡単だでもなんかそれは安易な気がするさみしいときのために音楽がある思い立って星野源の昔のアルバムをかける素朴な音どこかさみしげで生活への少しの絶望と希望つづくことへの諦めと安…
頭がほんのり痛い雲がかかるようにふんわり痛いのが最近ちらほらレギュラーになるなよ頭痛頭が破裂して死んでも裏道歩いてちゃ誰も気づいてくれないかも。でもめんどくさいから裏道。空が暮れなずんでピンク色にもりあがった雲がふわふわ。花はなんでこんな…
アサガオと口にして何回目だいつもアジサイの話をしようとしてアサガオ。アサガオなんて小学生のとき育ててたけど、付き合いはそれきり。その点アジサイは毎年6月のたびに到来して町のあちこちで見かけるそれどころか、あわよくば、一番好きな花。それなのに…
暮れなずんでる感じが初夏というより晩夏夏が終わる時特有のいわれのないさみしさ。それまでわずらわしいばかりだった夏が途端に名残惜しくなるような。芽生え花咲く季節の終わり、ひいては短い死が季節なのかもしれない律儀に反抗したわざわざ、それ違いま…
道行くおじさんが上を見てすごくにこにこしてたおじさんが視線を落としたタイミングで目がばっちり合って、はからずもにこにこを受け取った。ほほえみ分け。BaseBallBearの5月から7月、4時から6時半くらいまでの夕方感がずっと好きだ青緑色の音。カフェに入…
終わりなき工事 人体は止まらない、生きてる限り。 私の荒廃しきっていた肌が治癒しつつある ただれ、わずかに膿み 象の質感ですらあった。 それがまた何食わぬ様子でつるりとしてきた。 恋人のよいところは電話で堪能できる まずはかけてくるタイミング や…
一定の酒量を超えると猛烈に片付け魔になる。ホッピーやら日本酒やら、ダイレクトな酒はてきめんに効く。それらを軽く2号または5杯ほど嗜むともう皿洗いした過ぎて気づいたら激しく皿洗いしてる己を顧みない洗いぶりだから殺人鬼が浴びる返り血くらい水を浴…
だらしない湯温が心地いい。ハッとするような気持ち良さではなくて、気づいたら口から自我がのんべんだらりと出ていたそんなぬるさ。浸かる私はふにゃふにゃになったうどんぽたぽたぽた絞り切らなかった体洗いタオルから絶え間なくしたたってるこの一滴がど…