BTS「FAKE LOVE」、総合芸術だわ。
テテの歌声への愛しさがビックバンした。
歌い出しと同時に花が開いていく様に次々と広がっていくフォーメーション。
苦悩しながら必死に光を求める姿を思わせる。
低い歌声が苦しみもがく様。連鎖していく哀しみ。
テテの悩ましげな歌声が切なさを刺激してやまない。
間髪入れず最終宣告するナムジュン氏のラップ。
ナムジュンの厳しさの真骨頂。
BTSの曲は美しい旋律のボーカルと、戦闘的なラップが交互に訪れる構成に面白みがある。
はぁきれい うわぁ厳し はぁ美しい おぉ怖
うっとりと緊張のミルフィーユ。
普段なかなかパートが終盤までないジンヒョンが、FAKE LOVEではすぐに登場するところもこの曲贔屓になるゆえん。
絶望しか待っていない関係に、それでも殉じるしかない無力さを歌い上げる。
そんな厳しく絶望的な曲をプレイしてるときのテテの衣装ですが、
デニムのつなぎでカジュアルと思いきや肩にスリットが入ってる超エッチな衣装なんです!!!!
はたまた他の披露時ではピンク色の髪がドール的なテテの美しさをこれでもかと言うほど引き立てており、
脳内はもう「テテ 美しい」のみのシンプル状態。
間奏の操り人形を彷彿とさせるダンスブレイクではジミンちゃんが想像を絶する運動量で殺しにくる。
アサシン養成学校主席卒業と言われたら納得してしまいそうなジミンちゃんの殺気。
アウトロでクオズが交差し、二人に分け合われた悲しみ。
この二人の絡みは傍で見ていた祖母が「いやだ何この二人男同士なのに」などと言ってきたので、あ なんも知らない人もそう見えるほどただならぬ雰囲気は出てるんだ と妙に納得。
湿度よ。
(発言自体は古い価値観なのでもちろん問題発言ではあるけど。)
ラストは光に手を差し伸べジンヒョンが天を仰ぎフィニッシュ。
緊張と絶望の美しいミルフィーユFAKE LOVE
蛇足:このブログを一心不乱に書いてる間に大変な目に遭いました。無事解決したのですがその間はごめんなさい人の(フィクション)絶望を楽しみ過ぎましたごめんなさいごめんなさい とひたすら思った。本当の絶望を私は知らずに酒の肴にしていたようです。
以上です。