さすがにアヒージョ

最愛の人が何人もいるタイプ

BE:FIRSTライブ感想記【曲編】

昨日のライブ。特に印象的だった曲の感想。

ざっくり曲順です。

 

・BF is…
マナトの歌声が力強く響き渡る。この一声だけで思い知らされた。今日で私のライブ観がひっくり返されると。さぁ、BE:FIRSTがやって来た。

・Scream
自ら鎖を引きちぎって檻を飛び出して来た獣のよう。この夏幾度となく披露して立派に育った化け物。一気に会場を飲み込む気迫と勢い。

・Moment
カラフルな街のセットを背景に、一人ひとりが高いブロックに立って歌う。かわいい。

・Milli Billi
ラストでリョウキ、ソウタ、シュントの3人がステージに残りアクセントダンス。ソウタが生き生きと牙を剥いていて、それに余裕で追従するリョウキとシュントにも痺れた。

 

・Softly
スタンドマイクで。
極上。ただ見とれることしかできない。

 

・幕間映像
セガに遊びに来ました〜!の巻。
ソニックくん、とソニックを君付けして呼ぶリョウキが微笑ましくて笑った。コラボしてるプリクラ機の前でトークしていたからてっきりプリ撮るのかな?と思ったらレーシングゲームやるんかーい。自家用車然とした車を運転するマナトの活躍ぶりに会場中大盛り上がり。わたし鼻高々。うちのマナトやっぱ間違いないムードメーカー。
ソウタのガチ顔にも爆笑が起きてたよ。

 

・Spin!
レーシングゲームの映像からの繋ぎが見事で小憎らしいほどだった。吊り目気味のサングラスをかけた3人。ここぞとばかりにイキリ散らかすシュントに興奮。セットの高いところでサングラス外して歌うシュント、野卑さがK点超えしてた。不遜過ぎてあっぱれ。

 

・Shining One
サビを一緒に踊ったらこれ以上ないほどの一体感が込み上げてきた。こんなに人生で素晴らしい瞬間があるんだ…と感激に打ちのめされる。

 

・幕間映像
終わりの予感に寂しさが募る。お願い終わらないで。そして10周年みたいな雰囲気が出てるがまだ二年目になったばっか。まじか〜

 

・Message
淡い色のジャケットで軽やかながらシックに決めてきたビーファ。
お手振りトロッコ曲っぽいのにしっかり振り付けがあって感激した。真ん中でやさしく微笑みながら踊るソウタ。「こっちにおいで 僕を見て」のジュノンでうっかり泣いてしまった。花が咲いたように広がる幸福感。そしてラスサビ前暗転して急にステージが星空に。ロマンチックなサプライズ。

 

・Bye-Good-Bye
レオくんのありがたい講話→Bye Good Bye…の流れはもはや名人芸の域まで達していた。割と染み入る話をしてるんだけど、来るぞ来るぞ…とBye Good Byeの気配にニヤニヤしてしまった。だってレオくんの話の佳境でメンバーがいっせいにスッ…と立ち位置に付くものだから。

※特にリョウキがサッと立ち位置に付くドライな感じがツボだった。
曲の魔法を完全に体現できるようになった彼らの頼もしさ。この奇跡のような時間の終わりを涙ではなく笑って手を振る彼らの力強さがまぶしい。


・Gifted.
爽やかにお別れかと油断したら最後にGifted.!
稲妻のように轟まくるジュノンの高音、呼応するマナトのフェイク。あまりの威力に慄然とする。立ち位置は離れているけど、背中を預け合うようなジュノンとマナトのパフォーマンスが好き。

 

「俺は音楽でみなさんの居場所を作ります!」と高らかに宣言するジュノン、仲間の立つ階段の真ん中にドーン!と座り、背景にWe're all Gifted.の文字が浮かびフィニッシュ。まさに王の君臨。なんちゅう大胆不敵なグループだよ。

 

総評
ひたすらうまい歌とパワフルなダンスでぐうの音も出ないほど叩きのめされた。ホールごと吹き飛ばさんばかりのパフォーマンス。常に彼らの歌声の圧に驚かされていた。歌声に感電した体の表面はビリビリ痺れてる。圧倒的の一言。

それでいて不思議と一方的ではなく、こちらの熱量も彼らに伝わったんじゃないかという手応えもあった。エネルギーの交換。打てば響く人間同士だったんだ私たちは、と急に相互になった矢印に胸が熱くなる。

 

ライブの席は天任せ。大きな会場で米粒のように見てかえって寂しくなったり、いつも見ている映像の姿とうまくイメージが結びつかないことだってあり得る。これまで見てきた色々なアイドル、歌手のライブで感じてきたことだ。

 

けれど、ホールでのBE:FIRSTは明らかにこちらをはっきり見ていた。そして俺らはここにいる!と全身で叫んでいた。映像や音源にいる彼らがそこにいるんじゃなくて、本体たる彼らそのものが目一杯ステージに生きていて、私はやっと悟った。

あぁ、いつも見ている君たちはここにいたんだね。

狭い音源や画面から飛び出してきた彼らは自由で生命力に満ち溢れていた。
たぶんこのホールツアーは伝説になる。