さすがにアヒージョ

最愛の人が何人もいるタイプ

私はあたしのサンタになったのだ

 

無性に甘いものが食べたくて、そうだ ケーキだと思う。

毎日通るケーキ屋はいつもすごく並んでいる。

それほどでもないこと知っているから、うっすら鼻白んだ気持ちになって通り過ぎる。

 

 

 

 

 

 

ひとつ1000円もするケーキたちに圧倒される。

家族分買ったら4000円。

開き直って1個だけ買う。「自分へのご褒美」ってこれか。

 

 

 

 

 

聞こえてくる会話、男が彼女に説教垂れてる。「そんなんじゃだめだよ」とかなんとか。

そのくせ妙に猫撫で声なのがやらしい。なれなれしさと優位に立つ気満々の声音に不快感と好奇心をそそられて、目を開ける。

 

 

彼女、ものすごいふてくされてる。口をすぼめて伏し目がち。全身から不機嫌のオーラが放たれてる。

 

 

 

駅に着き、歩く。

あまりに楽し気に笑いあってる金髪のカップルとすれ違う。

いいなぁ、と素直に思って、その率直な自分の感情にたじろぐ。

あまりに無防備にいいなぁと思っちゃって、泣きそうになる。

 

 

 

前には説教&ふてくされカップルがまだいる。

説教男は結局彼女の腰に手をまわしたりしてだらしない。

 

 

 

高校生の男女はさっぱりと親密に歩いてる。

瞬間的にいろんな男女ペアを見たせいで軽く脳が混乱した。

 

 

 

 

 

古本屋で買った本、店から出ると弟が「それ俺持ってるよ」小憤慨。

さっきその本開いたらサイン本だったよ。

もったいない。でもよく私のとこに来たね。

 

 

 

 

 

 

 

ところでお悩み相談にそれっぽく答えて大衆を唸らせたい。

なので今から自作自演してみる。

 

 

 

Q.やることはいっぱいあるのですが、どうしても面倒くさくてできません。

 

A.

頭を濡らしなさい。帰ってきて手を洗うでしょ。その時あえて髪も濡らしちゃうの。美シャッと。服でもいいわよ。冷たくて着替えなきゃいけないよね。もしくはイッソお風呂に入っちゃうのがいいかもしれない。どっちにしろ、水をビシャっとしたその瞬間あなたはその状態のままではいられなくなった。次の状態に移行せざるをえなくなった。

 

 

大事なのは第一歩を考えず強制的に見切り発車させちゃうことなの。

その行動を考えナシの一撃にさせないために、後続のアンタの出番よ。 

アンタがリレーを受けてやることで物事は走り出すわ。

 

 

 

 

完全にオカマ口調になった。

無意識だったが偉そうにそれっぽいことを言うには、オカマフォーマットに仮託させるのが楽みたい。

 

 

 

 

私は卓球のラリーのスピード感を参考に生きてる。

昨日先輩に「卓球みたいだね」と言われて感動した。

個人的テーマが伝わっていた。

 

こけしが慈悲の笑みでこっち見てる。