アイドルはソファにぎゅうぎゅう詰めになりがちだ。
この現象に気づいたきっかけは、友人から送られてきた下記画像である。
友人がドハマり中の中華ブロマンスのメイキングだが、この雰囲気何か既視感があるぞ…!
私はすぐさま次の画像を送り、応戦した。
これは今週の「走れバンタン」の一幕だ。
目を離すと、アイドルはソファにぎゅうぎゅう詰めになっている。
すなわち、「ソファにぎゅうぎゅう詰めになる」のはアイドルしぐさなのではないか。
心当たりがありまくるので、早速バンタンフォルダからソファに座っている写真を集める。
まずは比較的ゆとりを持って座れているものから。
いきなりテテがジンに告っておりすまない。
テテ、ジミン、ジョングクの年下三人組がソファに。
タクシーもそうだが、一番割を食うのは真ん中に挟まれる人だ。伸びやか過ぎるテヒョンとすこやかジョングクの間でちんまり収まるジミンちゃん。
この中で最も快適なのは、おそらく一人掛けソファを勝ち得ているJ-hope氏だろう。リーダーとジンくんは腰痛持ちには心配になるやや華奢めな椅子。
次に、同じくマンネラインがソファに座っている図。
明らかに無理をしている。
一番ガタイのいいジョングクが真ん中。
余談だがテテはよく左端に座っている気がする。自由奔放でトリッキーな動きをするので真ん中には向かない。この後の画像でも是非確認してほしい。
まぁこれはCMなので一応ジョングクも戸惑った雰囲気を出しているが、普段はこれを地で行くバンタンなので何をご冗談を…と思う。
それではリアルな彼らを見てみよう。
混雑している。
5人が座っている。諸々無茶があるようだ。
まず左から。テテ、君は股を開き過ぎ。
ジンくんの広き肩が悪気なく幅を取る。
そして何よりシュガ、君が真ん中にひっつき過ぎなのだ。あわれJKは完全に真ん中で総身を飛び出させている。ジミンちゃんは幸運にも適切なスペースを得られたようだ。たとえ無理して全員座れそうな5人掛けソファだとしても、この場合はRMやホビのように両サイドで見守りに徹するのがベターだ。
全員で座るとこうなる。
朝の電車。心なしかメンバーの表情も「狭い…」が滲み出ている。
特筆すべきは左のソファ。明らかに二人掛けソファに三人がすし詰めになっている。
ちなみにテテは真ん中に挟まれても居心地の悪さは出さずに堂々と座るタイプである。そして日頃苦労も多いことを思えば、ナム様には是非きちんと玉座に座っていただきたいところだ。
段々混み合いっぷりにバテてきましたか?
私はバテたのでここで一回小休憩。
はーーー………
沁みる。
本来のソファの座り方だ。
ソファとは結局、【何名掛け-1名分】が真の定員だと思う。3名掛けだからと言って、本当に3人座ったら窮屈である。フルマックス触られることを想定した電車の椅子とは性質が違うのだ。
あらかわいいね。
そう、本当はソファは座るためだけじゃなく、こうやって寝転べる長さが魅力なのだ。
まだまだソファとバンタンの写真はある。先は長い。リハビリにまずは2名掛け。
毅然とした座りぶり。
足を組み、股も好きに開く。あるべき距離感だ。
ついにテテはソファをクビになった。
ジミンとジョングクは真ん中ソファ率高め。パフォーマンスの場だったので整然と座っている。
衣装の突破さに目を奪われがちだが、ソファもなかなかの密着ぶり。シュガが完全に挟まれている。普段窮屈ポジションの多いジョングクが後ろで堂々とポーズをキメていて泣ける。
続いてはライブ後、力技光る一枚。
肘置きすら座る場所に変えるバンタン。背中までもたれて完全にリラックス体勢なのはテテのみである。そしてバンタンを知らない人がこの写真を見ても、誰が尊き最年長かわからないだろうポジショニング。このユンギには「しばき倒す」というワードしか思い浮かばない。
ライブの2日目に行こう。
初日より明らかに晴れやかな表情。
昨日はソファ2台のコーナーで撮っていたものが、打って変わって1台に集合。堂に入った密着ぶりである。テテはやはり左に座りがち。ウリ最年長様はまたも慎ましくもパイプ椅子である。しかし見方を変えれば、1名分のパーソナルスペースを死守できているとも言える。
すみません。またも大人数っぷりにもたれてきました。ここで番外編。
俳優パクソジュン様と。ウガウガ会配信にての一幕。
やはりしっかりぎゅうぎゅう詰めである。またテテが左に座っているぞ。
パクソジュン様は穏やかな笑みを浮かべ、この距離感にも適応。
【ソファにすし詰め=アイドルしぐさ】と思っていたが、修正だ。アイドル的に愛でられるものはすべてソファによってかわいさを演出されてしまうようだ。しかしバンタン外に出るとテテはいつもに増して幼い。
さて、戻りましょう。
ここからは「関係性が伺えるソファショット」。
やっぱりソファのマックスは3人くらいが妥当。
罰ゲームのドミノになかなか成功しないテテを見かねてJKとジミンが手伝いに来てくれた。
広いソファにぎゅっと集まり、マンネラインここに極まれり。
この事務所のソファには後輩ちゃんも座っている。
トゥバのボムギュとヨンジュンと。
元動画:https://youtu.be/MWJfb7XSNXo
かなりお兄さんに見えるテヒョンが新鮮。
続きましてテテの驚きのテクニック。
二つのソファを股にかけるテテ。何食わぬ顔をしているがあまりにも不自然なポジション。何か言いたげなジョングクに同意である。
おそらくスペースに余裕はあるのにむやみにくっついている。いわゆる「テテジン」が始まった。テテのうれしそうな顔。カップル感。めずらしくもテテが右。
テテジンがアップを済ませたようなので、どんどん行くぞ。
確保。あまりにドヤ顔のテテに気を取られるが、足のカオスにもうバンタンを理解するのをやめたくなる。
ジンの隣でドヤ顔テテシリーズ。
ドヤ顔が止まらない。
わかったわかった。そんなに主張しなくてもジンくんを奪ったりしないので安心してほしい。
授賞式なのか、屈指の密着度だ。しかし顔面の完成度が凄まじい。美顔面が密集し過ぎていてここは恐らく発光しているだろう。
しかしもう少しゆったり座りたいところだ。
少し空間が生まれた。(もう麻痺している)
宿舎でグラミー賞の結果待ち中。
画角に収まる、という都合ももちろんあるだろうが、生活を共にしている者たち特有の戸惑いのない近距離だ。
発表も大詰め、ジョングクとテテの座り位置が交代した。ジョングクはよく身を乗り出している。
緊張故の連帯感がかわいらしい。テテは独特なマイペースぶりを維持。
さぁ、いよいよソファとバンタンも佳境。
同じく宿舎にて。
お?
おっ
おおっ
おおおー!!!!
遂に他人との境界が溶けてしまった。
テテとジンの表情が完全に同期している。自分の足がどれだかわからなくなっていそうだ。
終わりに
ソファとは本来、定員フルで座ることは想定されていない。しかし、ソファがある限りバンタンはそこに思いっきりぎゅうぎゅう詰めになる。「画角に収まるために」という実際の目的を超えて、彼らは密集する。おそらくバンタンは、既にメンバーと自分の体の境界線が曖昧だ。何人かが同時に座れるソファだが、時にアイドルのバグった距離感を作動させる装置としての役割もあるのだ。