「これが愛じゃなければ何と呼ぶのか僕は知らなかった」
あの曲この曲、そういやあれも。
聴くことにはこいつ、テテジンのこと歌ってるじゃん。
自作プレイリスト「好き過ぎておかしくなりそう」はテテジンに捧ぐ歌どもだ。
皆で一緒にテテジン思い出そう。そんでおかしくなっちゃおうよ。
①大人の掟 (Doughnuts Hole)
裸で突っ込んで行ってしまう満島ひかりの青さと、かえって人の詮索心を煽ると知りながら泳がす松たか子の余裕。
この切実さと、それを飼い慣らす余裕の対比がテテジン。
二人の秘事は公然と。あなたが騒ぐからかえってこれがいかがわしいのに無視できないほどゴージャスに光るんだ。
「好きとか嫌いとか口走ったら どうなるでしょう」
幸福になって不幸になって慌ただしい。それって心当たりがある。
②馬と鹿 (米津玄師)
これが愛じゃなければなんと呼ぶのか僕は知らなかった
テテジンの銀河鉄道の夜に。
現実の他愛なく楽しげな二人に反して、私の中では何度でも二人が別れてしまう。どこまで巻き戻してもどうしてもうまくいかない。
別れる瞬間の胸が大きな悲鳴をあげる、この痛みを愛の証明にしたい。
僕も知らない星を君の視線が結ぶ。二度と再現できない星座が君の瞳の中に光ってる。
あまりにくだらない願いが消えない。
③Pretender(Official髭男dism)
いざ始まればただの一人芝居だ。
この曲はテテと思いきやジン、一番と二番で反転して、思いの外二人のモノローグ。
「もっと違う設定でもっと違う関係で、出会える世界線 選べればよかった」
でも知ってる。何度やり直してもここがいつもクライマックス。君の瞳にすぐ消える花火が光ってる。君が笑って否定するから僕の言葉はたちまちやわく夜に溶けてしまう。そのやさしい笑顔にどれほど僕は含んでもらえたんだろう。
ただ君が綺麗だったことだけこの夜風に残っていく。僕の泣き方はすごく汚い。
④もっと(aiko)
「枯れていく季節に花があって ずっと鮮やかで立っているから 摘んで僕だけのものにしたくてちぎったところから黒くなって」
⑤When We Were Young(アデル)
"You look like a movie
You sounds like a song
My God,this reminds me
When we were young"
君は映画のように、歌のように。
思い出す。僕たちが若かった頃。
思い出す君はいつまでも綺麗だ。
一緒に戻ろうよ。そしたら泣いてしまうかもしれない。ただの退屈の上に僕達が目一杯撒き散らされてたって気づいてしまうから。
⑥One Last Kiss(宇多田ヒカル)
私だけのモナリザもうとっくに出会ってたの?
忘れられないのではなくて忘れたくないの。
忘れたくない、といつまでも思わせるの君をいっそ憎めたら。
終わりのボタンでちょきんと切り離してくれたらいいのに。
⑦Symphoney(Clean Bandit)
MVをテテジンに置き換える我が脳を止めることができず、歩きながら涙由来の鼻水が止まらなくなった。タクトを振ってるのはテテ。もしくはジンでも。
"Like a love song on radio."
何度思い描いても私の中のテテとジンがハッピーエンドを迎えない。でもつまらないハッピーエンドを投げ捨てて二人で逃げていくのが私の中の二人だ。ありきたりな幸福の退屈につかまる前に。